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奈良県の観光スポット!法隆寺~平城宮跡のおススメコース

奈良県といえば、古都として有名な奈良市や、世界遺産に登録されている法隆寺など、歴史や文化に触れることができる魅力的なスポットがたくさんあります。今回は、奈良県の中でも特に見どころが多い平城宮跡と法隆寺周辺の観光コースをご紹介します。

平城宮跡は、710年から784年まで日本の首都として機能した平城京の中心部にあたる場所です。現在は、大極殿や朱雀門などの建物が復元されており、当時の雰囲気を感じることができます。また、平城宮跡内には国立博物館や国立文化財研究所などの施設もあり、古代日本の歴史や文化について学ぶことができます。

法隆寺は、聖徳太子が創建したと伝えられる日本最古の寺院です。世界最古の木造建築群として世界遺産に登録されており、金堂や五重塔などの国宝や重要文化財が数多くあります。また、法隆寺の周辺には、法起寺や中宮寺などの太子ゆかりの寺院や、藤ノ木古墳などの古墳もあります。

この記事では、平城宮跡と法隆寺周辺の観光スポットを紹介するとともに、おすすめの観光コースをご提案します。奈良県で古代日本を体感する旅を楽しみましょう。

平城宮跡

平城宮跡は、奈良市内にある広大な敷地です。平城京は中国の長安をモデルにして造られた都市であり、その中心部にあった平城宮は政治や文化の拠点でした。現在は、大極殿や朱雀門などの建物が復元されており、当時の雰囲気を感じることができます。

大極殿は、天皇が即位式や朝廷などを行った場所です。2010年に復元されたばかりであり、壮大な姿を見ることができます。朱雀門は、平城宮の正門であり、赤い柱と白い壁が美しいです。また、平城宮跡内には国立博物館や国立文化財研究所などの施設もあり、古代日本の歴史や文化について学ぶことができます。

平城宮跡は、JR奈良駅からバスで約15分、近鉄奈良駅からバスで約10分のところにあります。入場料は無料ですが、大極殿や国立博物館などの施設は有料です。平城宮跡の詳細については、公式サイト¹をご覧ください。

法隆寺

法隆寺は、奈良市から北東に約12kmのところにある斑鳩町にあります。聖徳太子が創建したと伝えられる日本最古の寺院であり、世界最古の木造建築群として世界遺産に登録されています。金堂や五重塔などの国宝や重要文化財が数多くあります。

金堂は、法隆寺の本堂であり、薬師如来像をはじめとする飛鳥時代の仏像が安置されています。五重塔は、日本最古の塔であり、平衡のとれた美しい形をしています。中門は、金堂と五重塔を結ぶ門であり、四天王像が立っています。回廊は、中門と大講堂をつなぐ廊下であり、壁画や彫刻が飾られています。

法隆寺は、JR法隆寺駅からバスで約5分、近鉄斑鳩駅からバスで約10分のところにあります。入場料は大人1500円、高校生1000円、中学生以下500円です。法隆寺の詳細については、公式サイト²をご覧ください。

入場料がかからない観光スポット10選

法隆寺の周辺には、入場料がかからない観光スポットもたくさんあります。ここでは、無料で楽しめる観光スポット10選をご紹介します。

南大門

南大門は、法隆寺の南側にある門です。法隆寺に入る前に必ず通る門であり、正面に五重塔が見える絶景スポットです。南大門は国宝に指定されており、飛鳥時代の建築様式を見ることができます。

大垣

大垣は、法隆寺の境内を囲む築地塀です。重要文化財に指定されており、石垣と土塀が交互に並んでいます。大垣の上には風鐸と呼ばれる青銅製の鈴が吊るされており、風が吹くと音がします。

回廊

回廊は、中門と大講堂をつなぐ廊下です。国宝に指定されており、壁画や彫刻が飾られています。回廊内には無料で入ることができますが、壁画や彫刻を見るためには有料の拝観券が必要です。

中門

中門は、金堂と五重塔を結ぶ門です。国宝に指定されており、飛鳥時代の建築様式を見ることができます。中門は、西院伽藍の本来の入口となっており、正面には四間二戸と入口が二つあります。この入口は、中央に立つ柱が人を拒むようにしており、敬虔な気持ちで入るようにという意味があると言われています。

中門の左右には、我が国最古の金剛力士像が立っています。これらの像は、阿形(あぎょう)と吽形(うんぎょう)と呼ばれ、仏教の教えを守るために悪魔や邪気を退ける役割をしています。阿形は口を開いて「あ」と発音し、始まりを表します。吽形は口を閉じて「ん」と発音し、終わりを表します。この二つの音は、仏教の真言である「おん」に含まれており、万物の根源を示しています。

中門の上層には、金堂と同じ卍崩しと人字型の割束を配した高欄があります。これらは、飛鳥時代の壮麗な装飾技法です。卍崩しは、卍字を四分割したような形で、仏教の法や智慧を象徴します。人字型の割束は、人の形をした木材で、建物の強度や安定性を高めます。

東大門

東大門は、法隆寺の東側にある門です。国宝に指定されており、飛鳥時代の建築様式を見ることができます。東大門は、法隆寺の境内に入るための正式な入口であり、夢殿や法隆寺美術館へと通じています。

夢殿

夢殿は、東院伽藍の中心となる建物です。重要文化財に指定されており、八角形の美しいお堂です。夢殿は、聖徳太子が亡くなった後、太子が夢で現れた場所として建立されたと伝えられています。夢殿には、聖徳太子像や十一面観音像などが安置されています。

法隆寺美術館

法隆寺美術館は、法隆寺の歴史や文化を紹介する博物館です。国宝や重要文化財などの貴重な仏教美術品が展示されており、法隆寺の魅力を深く理解することができます。法隆寺美術館は、東大門から入ってすぐ左手にあります。

法隆寺大宝蔵殿

法隆寺大宝蔵殿は、法隆寺の北側にある建物です。重要文化財に指定されており、江戸時代に建てられたものです。法隆寺大宝蔵殿には、法隆寺の所蔵品や出土品などが保管されており、一部は公開されています。

法隆寺文化財センター

法隆寺文化財センターは、法隆寺の南側にある施設です。法隆寺の歴史や建築に関する資料や模型が展示されており、法隆寺の見学前後に参考にすることができます。また、法隆寺文化財センターでは、定期的に特別展やイベントも開催されています。

まとめ

奈良県斑鳩町は、日本最古の木造建築群として世界遺産に登録されている法隆寺をはじめとする歴史的な観光スポットが多くあります。聖徳太子ゆかりの神社仏閣や古墳などを巡ることで、古代日本の文化や信仰に触れることができます。また、四季折々の自然や花も楽しむことができます。奈良県斑鳩町で古代日本を体感する旅を楽しみましょう。